こばやしゆふ yu-kobayashi   はてしない

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2013年 02月 28日

朝焼けの頃

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朝焼けの頃、
鰐は天空から戻ってきました。
天女たちと我を忘れて踊っていたのです。

ふと足元を見ると、花が咲いています。
天の使いたちがそこにいるかのような光景でした。

女の子はまだぐっすり眠っています。
つづく
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by yu-nage | 2013-02-28 07:12 | Comments(0)
2013年 02月 27日

あふれる

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天空で至福の喜びに浸っている鰐を、
しばらくそっとしといてやりましょう。
と、女の子は思いました。

家の郵便受けには、ウサギ共和国から手紙が届いていました。
そこにはどんぐりクッキーのことが書かれていました。
一文字一文字、丁寧に書かれた手紙から、
愛があふれてこぼれます。

女の子のこころも、なんだかぽかぽかになりました。

静かで満たされた早春の午後。

春はすぐそこです。

つづく
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by yu-nage | 2013-02-27 06:45 | Comments(0)
2013年 02月 26日

春 早い、、

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まだ風は冷たく、耳もしっぽも痛いほどなのに、
もう春の花が咲いています。

「春のチョコをつくりましょう」

女の子と鰐は三時のおやつにチョコを作りました。

満開の白い花、桃色の花。

鰐は
ここはこの世か、あの世か、、、、

あまりの美しさに胸が震えています。
名状しがたいこの気持ちはなんでしょう。

鰐のこれまでの人生は獲物を狙うことばかりで、
花をめでる余裕などなかったのです。

鰐は宙に舞っていきました。

チョコを食べすぎたせいかもしれません。

つづく。
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by yu-nage | 2013-02-26 06:32 | Comments(0)
2013年 02月 25日

鰐の猫舌

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鰐は女の子の家の庭にある
そてつの下で眠りました。

朝になると、
女の子は
「ごはんよ~」
といいました。

「麦みそ雑炊よ」

麦麹で作った味噌のあつあつを
鰐にたべてもらいたかったのです。

雑炊?

鰐はびっくりして尻尾がくるんとなりそうでしたが、
また赤いリボンをつけられるといけないので、
ぐいと力を入れてとどまりました。


鰐は、味噌より生肉はねえのかい、と思いました。
第一、鰐は、ワニのくせに猫舌なのです。


でも、女の子の嬉しそうな顔をみて

「おいしいです」

と言ってふーふーしながら食べました。


ごはんの後でお散歩をしました。

するとかもめが鰐を見つけて、
にやにやしながら

「あ、赤いりぼんのワニだぜ」

とかもめの仲間に言いました。
しっぽにりぼんをつけた鰐を見ていたのです。

鰐は怒って、かもめを一飲みしてやろうと思いましたが、
女の子がいたのでぐっと我慢しました。

鰐は意外と紳士なのです。

今日も富士山がきれいです。


つづく。
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by yu-nage | 2013-02-25 08:32 | Comments(0)
2013年 02月 24日

りぼんちゃん

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まあ、まわいい!
女の子はくるんとなった鰐のしっぽに喜びました。
赤いリボンをつけましょう!
り、りぼん??!
鰐はとんでもないその考えに、

コホン

とひとつ咳をして、
「それは無理かとおもわれます」
といいました。

女の子は黙って
じいいいっと鰐の目を見ました。

つぶらな瞳で見つめられた鰐は、
ふう、っとため息をつきました。

女の子には逆らえません。
なぜでしょう。
鰐にもわかりません。

キラキラ光る朝日の中で、
かもめが歌っています。

素晴らしい朝の始まりです。

つづく。
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by yu-nage | 2013-02-24 07:46 | Comments(0)
2013年 02月 23日

 鰐ビスケット


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女の子は洗濯かごを頭にのせて、
鰐と一緒に家に戻ると、
めかぶのとろとろを作って、
「どうぞめしあがれ」
といいました。

鰐は内心、めかぶよりは赤いリンゴのようなほっぺを、
がぶりとかじりたかったんですけれど、
「ありがとう」
と言って食べました。

それから女の子は
ふんふん
と鼻歌を歌いながら、ビスケットを焼きました。

そして鰐に
「どうぞめしあがれ」
といいました。

鰐はワニの形のビスケットが出てきたので、
鰐がワニを食べてもよいのか、と
内心どきどきしましたが、
「ありがとう」
といって食べました。


「おお、なんとおいしい!」
一口食べると
としっぽがくるんとなりました。

鰐はびっくりすると、しっぽが くるん となるんです。

つづく
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by yu-nage | 2013-02-23 06:53 | Comments(0)
2013年 02月 22日

めかぶ とろとろ の朝ごはん

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突然現れた獰猛そうな鰐を見て
女の子はちょっとだけ驚きましたが、
それでも、礼儀正しく、
「こんにちは」
といいました。

鰐は、
なんと旨そうなあかいほっぺだろう、と
よだれが一滴たれましたが、
「こんにちは」
といいました。

女の子は、
「さっき、浜で芽かぶをみつけたのだけど、たべますか?」
といいました。

もしかして、
鰐はお腹がすいているのではないかしら、
と思ったからです。

つづく
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by yu-nage | 2013-02-22 06:45 | Comments(0)
2013年 02月 21日

ワニ眼

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夢中になって読んでいたら、おなかがぐうと鳴りました。
腹ぺこに気がついた鰐は、

「ああ、疲れた。なんか喰ふものはないかな?」
と、目の周りをほぐしながら探しまわりました。

鋭い鰐眼は捕獲するのにはよいのですが、
読書向きではありません。

ちなみに、愛読書は、イラスト入りの
「カモメ観察ノート」と
世界中のめずらしい切手が載っている
「クジラ・イルカと海獣たち」です。

喰いものを探していると、川で洗濯をしている女の子をみつけました。

つづく
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by yu-nage | 2013-02-21 05:04 | Comments(0)
2013年 02月 20日

はらぺこ鰐

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一人ぽっちになってしまった鰐は本を読みました。
鰐は読書が楽しみの一つでした。
大好きな本を百回も読んだので、ぼろぼろになってしまいました。
それで布きれを張りつけて直しました。

夢中になって読んでいたら、おなかがぐうと鳴りました。

つづく

第一話
はらぺこ鰐 
continue
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by yu-nage | 2013-02-20 10:41 | Comments(0)
2013年 02月 19日

あるところに

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あるところに
一匹の鰐がいました。
鰐はいつも腹ペコで、なんか喰いものはないかと、
うろうろ探し回っておりました。

あるとき、
仲良しの友達がニンゲンにつかまってしまいました。
友達は鞄になってしまいました。
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by yu-nage | 2013-02-19 06:34 | Comments(0)